あなたの人生、詰んでますか?
実際は詰んでるほどではないけど、大人になって「現実」を知り、人生に少し絶望を感じるコトも増えてきた。

そんな状況でしょうか。
程度に差はあれど、20代って生きづらさを感じる人も多いと思います。
(それに比べて自分は、恋人もいない、お金もそんなない。学生の頃は俺の方がモテてたのにな…)
なんて、過去の栄光に浸りそうになったり。

とにかく、悩みますよね。
筆者自身、今26歳なのですが、人生へのもどかしさを感じる一方、ホントに詰んでた20代前半から持ち直してる感もあります。
本記事では、そんなアラサー男が「人生詰んだ20代」をテーマに、下記の内容でお伝えしていきます。
20代で「人生詰んだ」と思ったときに、してみるといいことまでお伝えしてるので、参考になれば嬉しいです。
人生詰んだと思った20代前半

まず、筆者が絶望を感じ、やけくそになりかけていた20代前半について綴ってみます。
- ゼミで失敗→コロナ禍
- 絶望の新卒1年目
- 学生時代からの恋人にフラれ
- 約1年で退職→ニートになった
「そんなにひどくないじゃん」
と、思う方もいるかもしれませんが、どういう状況を詰みと感じるかは人それぞれ。

人は各々しんどいことを抱えてるみたいですよ…。
前提:大学受験は一応成功していた
まず、前提として、筆者は家庭環境には恵まれていました。
そのため、欲しいモノはある程度買うことができ、塾にも通いたいタイミングで通わせてもらいました。
高校は偏差値60ちょっとの公立へ進学し、大学受験もまずまずの結果でした。
そこで調子に乗った気はなかったのですが、学生まではうまくいっていた分、社会人になってから、理想の人生とのギャップに悩むようになった気がします。
①ゼミで失敗→コロナ禍
学生時代も陰りが見え始めたのは、大学3年の夏ごろからだったでしょうか。
大学は学部は関係なく、大学名だけで選んだので、専攻学科にそこまでの興味がないため、毎週のゼミは苦行になりました。
そこに「コロナ」が重なり、1番時間のある「大学4年生」をオンライン授業と自粛で消費する、寂しい大学晩年でした。

濃厚接触者とか懐かしいです。
②絶望の新卒1年目
本格的に「絶望」を感じ始めるのは、社会人になってから。
特に新人研修が終わり、配属先が決まったときによくわからないけれど、「敗北感」をすごく感じていたことを覚えています。
要は「配属ガチャ」を外し、思っていたような仕事ができず、1年目から将来のキャリアに不安を感じる毎日でした。
それなのに、会社はわかってくれないし、仕事も「雑用」ばかり。
③学生時代からの恋人にフラれ
そんななか、社会人になって半年ほど経ったある日、学生時代から付き合っていた彼女にもフラれました。
「他に好きな人ができた」
だそう。
これによって、
という悪循環にハマっていきました…。
ちなみに、あれから3年?ほど経ちますが、それ以来彼女はいません。

こじらせちゃったかな、と不安になって泣きそうになる夜もありますよ(泣)
④約1年で退職→ニートになった
話を戻すと、絶望の社会人1年目を乗り越え、なんとか新卒2年目のフェーズへ。
しかし、2年目になろうとも、仕事の質は変わらず。
打刻が1番の仕事になり、定時10分前には帰りの支度ができ、トイレや会社の屋上でゲームしたりたそがれていました。
もちろん、
- 上長にかけあう
- 歴長い人に手伝えることないか聞く
など、自分なりに動いていた自負はありますが、効果はなく。
「そのうち忙しくなるから」
「今はそれでもいいんじゃん」
など、誰もわかってくれず。

彼女にフラれ喪失感のある自分が、職場でも必要とされないのはかなりしんどかった。
結果的に、2年目の6月に休職して、そのまま辞めました。
新卒入社の会社をやめたのは「2022年」のことですが、現在2025年はなんとかいい会社に出会い、正社員生活を送れています。
もちろん、今の会社だって不満はあるけど、これまでの経験のおかげで「仕事があるありがたさ」に感謝してる面もありますね。
ちなみに、
絶望の20代前半に味わってよかったこと

とはいえ、26歳になった今思えば、絶望の20代前半に味わえてよかったな、と感じることもあります。

しんどかったけど、おかげで今がある、というか。
- 収入0円という恐怖
- 上辺だけの人間関係の一掃
- ホントに心に余裕がない毎日
それぞれ、詳しくみていきましょう。
①収入0円という恐怖
まず、20代前半に「月収0円」を味わえたのは、ある意味では貴重な経験だったように感じます。
「月収0円」だと、貯金切り崩し生活なわけですが、どんどん口座からお金が消えてくんですよね。
当時はめっちゃ「不安」でしたが、今思えばありがたい経験だな、と感じていて、その理由は「今あるお金に感謝できる」からですね。
そのため、同僚の中には、
「うちの会社は給料が安い」
「まじで昇給しないから」
と、ネガティブな人も多いです。
そんななか、月収0円を経験してる私からすると、毎月給料もらえるのってこんなに大きいのか、と毎月感謝いっぱい。

あるお金に感謝できるのは、お金のない時期があったおかげだと思います。
あの与沢翼も、お金がない経験を若いうちにしとけと言ってました。
その方がお金のありがたみがわかるし、歳をとるとリスクはどんどんとれなくなりますから。
②上辺だけの人間関係の一掃
また、絶望の20代前半に、周りの人がどんどんいなくなっていくのも面白かったな、と思います。
悪くいうワケではないですが、お付き合いしてた方をはじめ、社会人になり少しずつ転落していく自分の周りから、人はどんどン離れていったんですよね。
正直、それは2人だけでしたが、半ばニートになった自分とも遊んでくれて、時に励まし厳しい言葉さえくれた友達には感謝しかありません。
たぶん、会社なんかでも、業績悪いときに頑張ってくれる人が、経営陣からみて信頼できる人なんじゃないかな、と思います。

信頼できる人を見分けられた点では、20代前半は絶望だけではなかったです。
③ホントに心に余裕がない毎日
心に余裕のない毎日を送れたことも、今となっては「財産」かもと感じています。
というのは、他人に嫌なコトをされても、

あの人は今、相当余裕がないんだな…。
と、同情できるようになったから。
(末期の時は、夜公園で話してる学生にブチ切れたりしてましたw)
また、自分がどんな状況になると、余裕がなくなり、人に優しくできなくなるのかもわかったので、アラサーになった今はとにかく自分のケアを最優先。
まずは、自分の心の余裕なんですよね。

20代前半に身をもって体感できたのは、ホントによかったです。
人生詰んだと思った20代に学んだこと

本項では、私が人生詰んだと思った20代前半に学んだ、生きるうえで大切な3つの価値観を紹介します。
- 大人だって弱いし、弱くてもイイってこと
- 人間、1人では生きていけない
- 「~すべき」に惑わされるな
それぞれ、順番にみていきましょう。
①大人だって弱いし、弱くてもイイってこと
「社会人なんだから強くないと生きられない」
なんて価値観は捨てていいです。

人間、誰しも完璧じゃないですから…。
だから、嫌なコトあったら落ち込んでいいし、恋人にフラれた翌日は休んだっていいんですよ。
ただ、いつまでも失敗を引きずっちゃったり、必要以上にネガティブになるのは注意が必要。
そういう人は「メンタル弱い」というより、物事の解釈が下手すぎるので、失敗も自分にいいように捉えていきましょう。
②人間、1人では生きていけない
また、人間1人では生きていけないんですよね。
社会人になってから、これに気づけたのは大きかった。
なんでも1人でやろうとしてた部分もあったんですが、落ち込んだときに相談できる人がいないのってめっちゃしんどいです。
だから、ある程度周りの人がいた方が絶対いい。
私の好きな格闘家の鈴木千裕も、
仕事がダメなら恋愛
恋愛ダメなら友達
友達とうまくいかないなら趣味
のように、何かがうまくいかないときの受け皿を用意しておくといいって著書で綴ってました。
具体的には、5つくらいつくっておくと、良いサイクルになるみたいです。

てか、この本読むと、落ち込んでるのがバカらしくなってくるのでおすすめです。
③「~すべき」に惑わされるな
さいごは、「~すべき」に惑わされちゃダメ、です。
具体的には、
- 20代は遊んでおくべき
- 会社員は副業すべき
- いい会社で正社員として働くべき
といった、社会一般である程度認められた価値観ですね。
そういった「べき論」に惑わされると、自分の幸せを見失うのでよくないな、と気づきました。
私の場合、彼女にフラれて以降、特段恋愛をしてなかったのですが、

若いうちは遊んどけ
という価値観に結構メンタルやられたんですよね。
「遊んどいた方がいいのに自分は全然出会いがないぞ…」
といった感じで。
でも、当時の自分にそんな余裕はなかったし、そもそもいい出会いがないならそんなもんです。
社会の「~すべき」ってのは、ほどほどに解釈しておくのがいいですよ。
20代で人生詰んだと思ったらやるべきこと

本項では、20代で人生詰んだと思ったらすべきことを3つ紹介します。
- モヤモヤを晴らす(理想を明確にする)
- 現在地にピンを立てる
- 2歩目は考えず、踏み出すのは1歩だけ
それぞれ、順番にみていきましょう。
①モヤモヤを晴らす(理想を明確にする)
人生詰んだと思ったら、まず冷静になって、どんな状態なら「詰んでない」のか考えてみましょう。
「あ~もうヤダ~」
とだけ考えてても、埒が明かないです。
正直、失うモノもそんなにないと思うので、
新卒2年目に会社をやめ、バイトしてた私が思ったのは、やっぱり稼ぎたいという思い。

お金があればモテるだろっていう安直のヤツです。
それでも、指針が1つあるだけで、「じゃあどうすればいいんだ?」と問いを立てることができます。
お金を稼ぎたいなら、やっぱり正社員かと考え、ブランクあるけど勇気をもって再就職への活動をスタートさせました。
なので、まずは理想の人生を明確にしてみるのはおすすめです。
②現在地にピンを立てる
あと、大事なのがきちんと現在地をみること。
24歳でフリーターしてた私が、

投資で1発あてるぞ!
なんてのは、さすがに夢物語。
元になるお金もなければ、投資の知識もないワケですから。
目標との距離が遠くてもそれでいいんです、まず距離を把握すればいいから。
それだけでも、少しは希望が湧いてきますよ。
そもそも、人生なんて暇つぶしなので、理想と現実にギャップがあって当然。
てか、すごい特別な人生を送れると思ってる人って、自分への期待がすごいですよね。
大抵の人なんてピヨピヨなんだから、大した人生じゃなくて当然。
それでも、夢を見て努力するから楽しいんですよ。

頑張りましょう。
③2歩目は考えず、踏み出すのは1歩だけ
理想の人生を明確にしつつ、現在地にピンを立てたところで、大事なのは走らないコト。

踏み出すのは1歩で良いです。
走ったら息切れするんで、「詰んだわ~」と思ってるくらいメンタルやられてるなら、まず1歩。
例えば、フリーターから再就職するとき、まずは書類の準備から始めました。
いきなりエージェントに登録して面談するのも劇薬としてアリだった気もしますが、1歩ずつが賢明。
その方が前に進んでる感が得られるのでおすすめです。
さて、あなたは理想の人生を歩むために、このあとどんな1歩を踏み出しますか?
この記事を閉じるのは、それが明確になってからにした方がいいかもしれませんよ。

ということで、今回は以上です。
ご覧いただき、ありがとうございました!
ご紹介した本はこちらです。