会社員なら1度は経験する「職場での理不尽」
腹が立っても、その怒りをどこにぶつけたらいいのかもわからず、悶々としたまま帰路に就くなんてこともありますよね。
本記事では、そんな職場での理不尽への「効果的な反撃」についてお伝えします。
先に結論をお伝えすると、
職場の理不尽には「退職」という切り札が有効
と、なります。
会社でのよくある理不尽3選

まずは「会社でよくある理不尽」についてお伝えしていきます。
頑張っても評価されない
「頑張っても評価されない」というのは、大きな理不尽の1つです。
「正当な評価」を受けるのって難しい。
- 言われたこと以上をやっても感謝もしてこない
- おいしいとこは上司にもってかれる
などなど。
また、大して仕事できないのに昇進している人がいたりすると、なおさら理不尽を感じますね。
希望通りの仕事なんてできやしない
やりたい仕事ができない、というのも理不尽です。
就活・転職のときは、「若手にも責任ある仕事を任せています」なんて言っても、現実は全然そんなことなかったりしますよね。
性別だけで決められる
職場では、性別での理不尽も多いですよね。
例えば、
筆者は男なんですが、IT企業での会社員時代は「男がリーダーやれよ、女に負けんな」といつも上司から言われていました。
いやいや、
リーダーは「適した人」がやるべきで、性別は関係ないですよね。
でも、こういった理不尽がいまだにあるのが日本企業の現実… ですね。
会社での理不尽なことは耐えなきゃダメなのか

こうした職場での理不尽は、我慢しなければいけないのでしょうか。
答えは、
「耐える必要があるときはある」
でも、反撃の準備は忘れないことが重要です。
泣く泣く耐えが必要なときはある
理不尽なことは「我慢」が必要なときもあります。
そしてその多くは「自分の身」のために、「我慢」が必要です。
ハリウッド映画でも、「正義のヒーロー」が「悪」を倒すときは1度負けて、強くなってからやり返すのがよくあるストーリーですよね。
でも、1度負けても強くなれるのは「主人公だから」であって、普通の人は負けないことが大切。
(なんの準備もせずに上司に口答えしたところで、あなたの立場の方が悪くなってしまいます。)
理不尽に屈しないことはとても大事ですが、まずは「耐えながら反撃の準備をしておく」ことが重要です。
だが、反撃の準備は忘れない
- 正当に評価してくれない
- 全然いい仕事を任せてもらえない
- 上司のミスなのに、自分のせいにされる
などなど、理不尽があってもじっと耐えて、反撃の準備をしておきましょう。
ここでいう反撃とは、少しでも「上司・会社に痛手なこと」を指します。
その最たる例は、
あなたが会社を去ること。
(採用のコスト/お給料/社会保険料などの経費だけでなく、代わりの人材を確保するのも大変です)
なので、「理不尽」に反撃するために、「選択肢として」でいいので、「転職」「独立」という道にハンドルを切れるようにしておくことが重要なんです。
理不尽に立ち向かうときに大事な3つのこと

本項では「理不尽に立ち向かうときに大事な3つのこと」と題し、理不尽との向き合い方をお伝えします。
「完璧」な会社はないことを受け入れる
まず大事なことは、「理不尽のない会社はない」と受け入れることです。
「生まれた家が裕福な子は、裕福になる」ように、どうしたって世の中理不尽なことは尽きません。
USJを立て直したことで知られる有名マーケターの森岡毅氏も、著書の中で「人間は、みんな違って、極めて不平等である」(*)なんて語っていたりもします。
(*:森岡毅『苦しかったときの話をしようか』)
なので、まずは「理不尽はなくならないこと」を受け入れる。
自分のすべきことに集中する
そのうえで
「自分のできること」に集中することが大事です。
例えば、
- 会社を離れられるように転職活動をしておく
- 上司ともめてもいいように、同僚と仲良くする
- 会社以外の収入源を確保しておく
といったことです。
「いざ」というときの切り札はもつ
自分ができることに注力し、「いざ」というときに「会社をやめれる」状態にしておくことが、あなたの「切り札」になります。
「切り札」があれば、「やめたっていい」と思えるし、本当に「やめたって大丈夫」になります。
そうなれば、スーパーマリオの「スター」状態。
「職場で理不尽は気にならなくなる」とまでは言えなくても、ある程度相手にできるようになるはずです。
- 昼休みに同僚に愚痴る
- 家に帰って家族に話す
- 休みの日に恋人に共感を得ようとする
よりも先に、すべきことがありますよ。
さいごに
では、さいごにまとめです。
- 職場の理不尽は受け入れることが大事
- そのうえで「反撃の準備」をする
- 具体的には…
- 「会社をやめれる状態にする」こと
筆者も新卒2年目で会社をやめていますが、「副業」を始めていたから思い切ってやめることができました。
当サイト「若手社員のお仕事相談室」では、「転職」「副業」といった「理不尽への反撃」の始め方についてもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。