「市場価値上げたいけど、どうすればいいんだろう」
「周りでも転職した人、多いなぁ」
私自身、こんな風に悩んでる時、書店で出会ったのが本書『これから市場価値が上がる人』です。
実際に読んでみて、「うーんこれはどうなん?」という価値観もありましたが、参考になることは多かったので記事にまとめてみることにしました。
自分のキャリアに悩んでる人の参考になれば幸いです。
これから市場価値が上がる人の要約
まず、軽く要約させていただくと、本書には具体的な市場価値の上げ方が載っていた、とはいえません。
小手先のキャリア論というより、仕事ひいては人生についての本質が学べる本だと思います。
また、
実際の仕事の場面をイメージすると、本書の内容を網羅的に実践していくことで仕事がやりやすくなるのかな、とは思いました。
筆者の仕事における考えが知れるのも嬉しいポイントでした。
(というのも、著者・北野唯我さんは20万部超えのベストセラー『転職の思考法』の著者でもあるので。)
2.市場価値が上がる人の考え方とは?
本項では、本書から学んだ「これから市場価値が上がる人の考え方」についてみていきます。
それぞれ順番に見ていきましょう。
①自分を深く知ろうとしている
まず、本書を読んで思ったのは「自己分析」の重要度です。
当たり前っちゃ当たり前ですが、ビジネスの世界で
自分の強みをわかってる人
自分の強みがわからない人
こんな2人がいたら、当然ながら前者の方が活躍できそうですよね。
本書では、自己分析が大事、と直接的に書かれてるワケではないですが、著者自身が自分のことをよくわかってるんだな、というのはすごくわかります。
②決めた目標は絶対叶える
続いて、市場価値が高い人は決めた目標は絶対叶えるんだそう。
要は、失敗して終わりにせず、成功するまで続ける泥臭さがある、といったところでしょうか。
ただ、私自身はこれを聞いて、
「いやー、挫折しちゃったこともあるなぁ」
と思い、自分はそういう泥臭さを持ち合わせてないなぁ、と一瞬凹みました。
が、そもそも全力で叶えたい目標を掲げることも難しいですよね。
ギラギラできる目標を設定するためにも、自分のことを深く知っている必要があるな、と感じさせられました。
③与えられたモノだけで考えない
さいごは、市場価値の高い人は、与えられたモノだけで考えない、です。
例えば、仕事が残っていて残業するか/しないかで迷った時。
普通の人は、残業するか・明日やるか、で考えますが、市場価値の高い人は
「この仕事ってそもそも必要か?」
と、やる/やらないの軸で考えない、といったところでしょうか。
実際、
会社から与えられた仕事だけをこなしていては、いつまでも雇われの身になってしまうので、自分の頭で考えて選択肢を増やすという作業は、重要ですよね。
与えられた道以外にも、絶対進める道はあるはずなので、会社・仕事で違和感を感じたら「第三の選択肢」を考えてみましょう。
市場価値を上げる仕事術
本項では、市場価値を上げる仕事術についてみていきます。
- 小さくても実例
- 関わった人を出世させる
順番にみていきましょう。
小さくても実例
まず、小さくても実例、です。
ビジネスで大きなことを成すためには、規模は小さくても「実例」があると、説得力が増すから、です。
著者・北野さんは、会社としてYouTubeを運用していきたいと思ったとき、まず1人でやってみて、前例作りをしたとおっしゃってました。
仕事で自分の企画・アイデアがなかなか通らない、とお悩みの方は一度「実例」をつくってみるのがおすすめです。
関わった人を出世させる
次は、関わった人を出世させる、です。
仕事で関わった人が出世すると、裁量が広がり、より規模の大きい仕事ができるようになるから、だそう。
正直、個人的にはそんな簡単なことではなく、また即実践できるかというと難しいなと感じましたが、言い得て妙ではあります。
関わった人を出世させる、ぜひ意識してみてください。
さいごに
では、さいごに『これから市場価値が上がる人』のまとめです。
では、今回はここまで。
本書は「新書」ですが、kindleで買うと100円ほど安いので、おすすめです。
ご覧いただきありがとうございました。